こんにちは!
産前産後専門治療院Kurumiです!
本日は妊活にも効果的に働く栄養素である「ビタミンD」についてお話していきます!
ビタミンDは免疫力をアップしてくれる、と注目されている栄養素です。
ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEなど、数あるビタミンがありますが、なかでもビタミンDは一般的にはまだあまり注目されていないようです。
でも、それはとんでもないこと。妊娠を考える女性なら、ぜひ意識してほしい栄養素なのです。
ビタミンDはそもそも、カルシウムや骨の代謝に不可欠なビタミンとして有名でしたが、近年、さまざまな研究によって、それだけではないことがわかってきたのです。
ビタミンDが不足すると、免疫力が低下するため、感染症などにかかりやすくなります。
日本の研究で、6歳から15歳の子どもにビタミンDを摂取させたところ、摂取しなかった群と比べてインフルエンザの発症率が42%も減ったという結果が出ています。
また、ビタミンDの摂取ががんのリスクを低減させる可能性があることもわかってきています。
さらには、アレルギーや皮膚疾患とのかかわりが深いため、アトピー性皮膚炎や花粉症がある人は、ビタミンDが不足している可能性があります。
不妊で悩む女性の多くが、ビタミンD不足です。
体内のビタミンD濃度が高い女性は、卵巣予備能が高く、体外受精の妊娠率がアップすると言われているのですが、それだけではありません。ビタミンDと妊娠の関係について、以下のような報告がされています。
◎ビタミンDは子宮内膜の環境を整える、着床に必要である
◎多嚢胞性卵巣症候群の女性はそうでない女性に比べて、ビタミンD不足が多く、補充することで排卵率が改善される
◎ビタミンD不足は初期流産のリスク上昇と関連する
先ほど不妊で悩む女性の多くがビタミンD不足だといいましたが、むしろ、妊娠を考えている女性もそうでない女性も、現代の女性のビタミンDは不足しているといえるでしょう。これはなぜでしょうか。
ビタミンDをとるには、2つの方法があります。
食べ物からとる方法と、日光を浴びて紫外線にビタミンDをつくってもらう方法です。
ビタミンDは皮膚の表面にあるコレステロールが紫外線を浴びることで体内でつくられるため、日光を浴びる機会が少ない人はビタミンD不足だと考えられます。
でも、女性としては日焼けは避けたいところですよね。せっせと日焼け止めクリームを塗り、日傘をさすなど、紫外線をシャットアウトして美白を心がけている女性ほど、ビタミンDはつくられにくくなってしまいます。
たとえば夏場の正午頃に東京都内で直射日光に当たると、700〜800IU(1IU=0.025μg)のビタミンDが体内に生成されます(肌の露出度が10%の場合)。
紫外線のうち、ビタミンDを生成するのは紫外線B波といわれるUVBは、服やガラスを通しません。つまり、露出の少ない服を着たり、ガラス越しに太陽の光を浴びたりしても、ビタミンDは生成されないのです。
もちろん、日焼け止めクリームはUVBも遮断してしまいます。日照時間が少ない地域に住んでる人や、季節によってはさらに、ビタミンDが不足してしまうというわけです。
だからといって、長時間炎天下のなかで日差しを浴びたり、日焼けするまで浴び続けるのは現実的ではありませんよね。ただ、一切紫外線を浴びない生活も、ビタミンDの観点からすれば考えもの。
たとえば紫外線の弱い時間帯に、手や足など紫外線を当ててもいい部位に短時間当ててみたり、朝起きたら窓を開けて日差しを浴びるなど、できることからはじめてみましょう。
それでも紫外線を浴びることに抵抗がある人は、食べ物からとるしかありません。ビタミンDを含む食材はいくつかありますが、現実的には食事から十分なビタミンDをとることは極めて難しいものです。専門医と相談しながら、サプリメントで適宜補給するのもおすすめです。
ビタミンDを多く含む食材
干ししいたけ、紅サケ、ウナギ、アンコウ、イワシ、サンマ、しらす、きくらげなど
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